読書新聞:読書ってスパイシー!

読書のブログに変更となりました。読んだ本の感想を載せています。

読書感想や、毎日の徒然を語っていきます。ツイッターもよろしくお願いします。

東野圭吾さんの「天空の蜂」を読みました。

明日は、図書館に本を返しに行く日。

今まで借りた本は、全部で5冊。

二週間もあれば、楽々読めると思っていたんですが、仕事がある意味順調で、ライティングの仕事も専属になったこともあり、途端に時間が取れなくなりまして。

夜寝る前に読むことにしたんですが、それでもきつく。

今度は、3冊までにしようと思います。

さて、脱線しましたが、今回呼んだのは、東野圭吾さんの「天空の蜂」

映画にもなりましたが、気になっていたのに、読むのは初めて。

天空の蜂

 

母が5日間かけて読んでいたんですが、確かに長いお話ではありました。

ただ、展開がすごいので、長さが気にならない名作であると思います。

原発の話だったんですが、今でも同様のいじめはありますし、人ごとと思っていてはダメなんだと、言われたような気がします。

ヘリコプターに偶然乗ってしまった少年を救うべく、必死の救出作業をする所も格好良かったですが。

警察がどんどん犯人に迫って行くのも、面白かったですね。

ヘリコプターも、自動操縦の怖さも同時に語られていた気がします。

ラストで、犯人が「落ちた方がよかった」なんて、つぶやきますが、こればっかりはどうしようもなかったのではと思います。

やっぱり落ちてしまったら、大惨事になっていたでしょうし、警察や関係者は、多分この事件を忘れないでしょう。

原発によるいじめは、ある意味加害者も被害者も、同じように被害者なのかな?と。

原発は肯定もしませんが、否定もしません。

私自身、原発による電力供給があるからこそ、仕事も出来るわけで。

電力不足になったら、ブログの更新なども出来ませんし。

母は、原発なんてなくて良いと言いますが、毎日見ているテレビだって、原発による電力供給があればこそです。

ただ、東日本大震災では、原発事故で、多くの方が亡くなったのも事実です。

管理が出来ない原発を稼働し続けることで、また同じように原発事故が起きたらと思うと、反対派の意見の方の気持ちもわかります。

首相は収束したなんて言ってますが、実際には未だに原発からの放射能は、関東にも降り続いてるわけで。

人間が管理する以上、絶対はないと思います。

でも、出来るだけ事故が起きない努力をするべきだと思います。

それにしても登場人物の心理描写とか、すごく面白い本でした。

ラストでは、どうなるのかとはらはらしながら読み終えました。

犯人の確たる意思があったからこそ、この事件はもしかしたら止められたのかもと思います。

さて、今度は何の本を借りてこようかな?(*´ω`*)

村上春樹さんの「神の子どもたちはみな踊る」を読みました。

昨夜は、寝る前に、久々の読書をしました。

いつも寝る時間を惜しんで…いえ、寝る時間を大幅に取るために、早く寝ていただけですが…

とにかく、読む時間が取れなくて。

で、外国人が日本文学に入る時に、登竜門?みたいな本が、村上春樹さんの小説らしく、そう言えば、話題になってるけど、読んだことがなかったなぁと思い、先週の日曜日に本を借りてきたんですね。

今回読んだのは、こちら。

 

神の子どもたちはみな踊る

 

どんな本なのか、読んでみたら、短編集みたいで、1時間ほどで読み終えました。

ただ、短編集ということですが、短編同士に繋がりはなくて、あえて繋がりと言えるのは地震でしょうか?

最後まで読んで、結局何が言いたかったの?と、落ちを期待していただけに、個人的に残念な話でした。

短編集では、焚火の話とかえるくんの話が印象的でしたが、何だかすっきりしない本に感じたのは、ミステリーの読み過ぎですかね?w

現代文学として、有名な村上春樹さんの作品でしたが、個人的には東野圭吾さんの本とかの方が好きかな?

短編同士で、繋がりがあったら、もっと面白かったかも?!

というのは、登場人物が皆違うので、繋がりがなくて、短編集なので当たり前かもしれないんですが、ミステリーの短編集とかだったら、他と繋がりがあることが多いので。

思っていたほどには、面白く感じませんでした。

ただ、短編集より長編が面白い可能性もあるので、今夜は長編を読んでみようと思ってます。

他にも4冊借りてあるので、来週いっぱいで読まないと、返却の期限が迫ってきてます。

本当は2、3冊の予定が、本を探していたら、借りたい本がたくさん出てきて。

結局5冊も借りて来てしまい、今更後悔です。

後悔先に立たずって、本当ですね。

読む時間を作るなら、寝る前しかないので、秋の夜長なんて言いますし、寝る前の読書の時間を何とか作りたいですね。

さて、今日も仕事頑張ろうっと!(*´ω`*)

 

 

 

東野圭吾さんの「危険なビーナス」を読みました。

昨日は時間が取れたので、もう1冊。

東野圭吾さんの「危険なビーナス」を読みました。

危険なビーナス 

 

   

実はこちらの本、去年の12月から図書館の予約をして、ようやく順番が回ってきた一冊でもありました。

何が危険なんだろう?と、ちょっとドキドキしながら読んだら、これが面白い!

最初弟が行方不明になったと言われ、婚約者が現れて。

主人公の男性は、その婚約者と一緒に、色々家族間の謎を解いていくわけですが、惚れっぽい主人公の男性は、この婚約者に一目ぼれしてしまい…?

でも、そんな惚れたとかいう話はどうでもよくて、主人公の母親が死んだ原因がなんだったのかがメインだったように感じます。

サヴァン症候群だったかな?

イギリスの医師ジョン・ランドン・ダウン英語: John Langdon Down)は1887年、膨大な量の書籍を一回読んだだけですべて記憶し、さらにそれをすべて逆から読み上げるという、常軌を逸した記憶力を持った男性を報告した。その天才的な能力を持つにもかかわらず、通常の学習能力は普通である彼を「idiot savant」(イディオ・サヴァン=賢い白痴【仏語】)と名付けた。

ただし、彼が自閉症の診断基準を満たしている記述は論文には存在しない。論文上には「他の学習能力は通常である」と記載があるのみである。後に"idiot"が差別的な意味を持っていることから、「サヴァン症候群」と改められた。

主人公の父親は、この症状が現れていたみたいで、ある絵がキーとなります。

最後には、真犯人もわかり、あの人と再会します。

「いいさ、たかが絵だ。」そう呟いたあの人。

ヒロインの女性は、強くて素敵な女性で。

でも、ヒロインは実は…みたいな。

実は途中で、薄々ヒロインの本当の姿が、ある程度推測できはしたんですが、それでもやっぱり最後は驚きましたね。

数学の世界で、権威と呼ばれる人であったため、絵の重要性と価値に気付き、犯罪を犯してしまったわけですが、何となく気持ちはわかるような気もしました。

人によっては、ただの絵にしか過ぎない。

でも、人によっては、それが人生を賭けられる程の重要な宝物であったり。

東野圭吾さんの小説は、やっぱり面白いですねー。

三時間ほどかかりましたが、一日で読了出来て良かったー。

図書館に返す時間が迫っていたので。

母が先に読んだので、母の読み終わるのを待ってたら、返却期限が迫っちゃったんですよね。

でも、この本を予約したのが、母のリクエストだったので、母が読めないと意味がないですしね。

それにしても、素敵な話だったなぁ。

またしばらく本を読める機会が少なくなりそうですが、やっぱり本は読むとすっきりしますね!(*´ω`*)

 

 

藤本ひとみさんの「パンドラの娘」を読みました。

先日は、久しぶりに読書の時間が取れました。

最近忙しかったからなぁ。(; ・`д・´)

で、今回はパンドラの娘という本を読んでみたんですが、内容はあら?という感じ。

私的には、タイトルからして、ファンタジー要素のあるパンドラの箱関係の話かなと、勝手に思っていたんですが、何と!

外国に行ったことのある作者の色々な体験談や、近所の小話的な話が多くて。

でも、面白くないとかそんな話じゃなく、ところどころ、「うん。うん。確かにそうだよね。」と共感できる部分もかなりあって、面白かったです。

長さも感じない、短編集という感じの作品でした。

個人的には、トイレ事情とか、ドレスの話が面白かったですね。

久しぶりの読書は、すごく楽しかったです。

最近本当に専門書系しか読んでなかったので、たまにこういう本を読むと、すっきりしますねー。

   

 

 パンドラの娘

 

長さを感じない小説も久しぶり!

内容と本の表紙のある意味ギャップも素敵でした。

日常の生活とか、こんな風に面白くかけるというのも素敵だなぁと思いました。

さて、先日はもう一冊読んだので、後でまたご紹介しますね!

面白い本に出会えると、ストレスも発散できますし、余韻に浸るというのも素敵な体験ですよね!w

両角 長彦さんの「ラガド 煉獄の教室」を読みました。

今日はお日様が射して、天気も良く、部屋も心なしか温かい北海道です。

さて、昨夜は、「ラガド 煉獄の教室」を読みました。

 ラガド 煉獄の教室

 

またまたタイトルに惹かれ、図書館で借りてきた本ですが、すごい内容でした。

というのも、一応ミステリーっぽい感じではあるんですが、教室という狭い空間で起きた殺人事件。

殺害された少女は、「わたしをかわりに」と言って亡くなったとして、美談で語られるのですが、少女の家族は、一転少女が加害者であるような物言いに、とんでもない!と怒ります。

殺害現場を再現し、加害者に記憶を取り戻させるという試みが行われ、でもそこである女性警官が異議を唱えます。

そのうち、ジャーナリストの男性が、教室はある少年がボスとなり、誰も逆らえなかったと言い、親の不正なども踏まえて、それをテレビで放映しようとします。

そこで出て来るのが、その少年の親を手助けしてくれていた秘書です。

殺害現場に遅れて登場したために、殺人を止められなかったとショックを受け、入院していた女性教諭。

実は、彼女と少年にはある接点がありました。

ジャーナリストの男性は、少年を追っているうちに、自分が間違った方向へ行っていることに気づき、放映内容が変わってしまうことに落胆します。

自分が真実であると信じていたことが覆され、それでも真実を伝えようと、ジャーナリストの男性は、秘書の男性と秘密を共有しながら、事件の全貌を暴いていきます。

途中で、こんな感じのフレーズが。

「群れの中に緑の羊がいる 全部の羊は緑色であり 全部の羊は緑色ではない」

ちょっとうろ覚えですが、こんな感じのフレーズだったと思います。

女性教諭は、Sメソッドという実験をしていたことも明らかになり、突然病院から逃走します。

そして、真実をある組織(ラガド)に話した後、遺体で見つかることに。

そして、同時期に、クラスの生徒が、一斉にある事実を思い出します。

それこそ、殺害された少女の最後の言葉でした。

最初は、悲劇のヒロインであったと思われていた少女。

でも、実際には、彼女はクラスの中で●●的存在で。

すごく読みやすい本なんですが、ロジックがあちこちに含まれていて、最後まで真実がわかりませんでした。

そういう意味でも、衝撃のラストでした。

「空気を読む」これは、実際には操作されているのではないか?

そんなことも考えさせられる作品でした。

全体が暗いイメージの本でしたが、サブタイトルが格好良くて、すごく本作とあっていたと思います。

煉獄の教室なんて名前が付いていたので、どんな話なのかと思っていたら、思ったよりも悲惨なことが起きていて、そこもびっくりしましたね。

結局は被害者=加害者だったわけで。

いじめによる殺人とも言える、本作中の殺人事件。

実際に起こりえるかのような話で、そこも面白かったです。

さて、今夜も寝る前に本を読もうと思っていますが、後二冊残っているので、どちらを先に読もうかと思案中です。

年末年始は、忙しくて本が読めなかったので、今一気に読んでます。

今度の本も、面白いと良いなぁ。w