読書新聞:読書ってスパイシー!

読書のブログに変更となりました。読んだ本の感想を載せています。

読書感想や、毎日の徒然を語っていきます。ツイッターもよろしくお願いします。

山田 悠介さんの初のラブファンタジー?「その時までサヨナラ」を読みました。

先日購入した4冊のうち、2冊が山田 悠介氏だったので、先に読むことにしました。

というのも、内容が薄いわけではないと思うんですが、非常に読むのが楽で、家事の片手間でも読めるから。

で、ホラーが有名な山田氏のラブファンタジーを読んでみることに。

読んで思ったというか、思い出したのが「いま 会いにいきます」という小説と、ゲームの逆転裁判シリーズですね。

霊媒というのが、余り新鮮さを感じなかったのは、そのせいかも。(笑)

でも、面白かったです。

概要を言うと、ある会社の編集者である悟という男性が、別居中の妻が亡くなったことで、子供を引き取るか、自分の両親にゆだねるかという選択肢を迫られ、最初は育てられないからと両親に引き取ってもらおうと考えていた悟が、ある女性と出会い、その女性のお陰で、家族の大切さを知ると言うストーリーです。

最初は、お節介な女性としか思っていなかった悟は、部下の大失敗のせいで、職を追われ、でも、そのお陰で、裏切らない人物を見つけ出します。

でもある時、新聞に載っていた女性の写真を見て、ある女性との関連を疑います。

結果的に、女性は出て行ってしまうのですが。

子供はその女性にすごく懐いていたせいか、他の女性や悟を敬遠します。

でも、指輪が見つかり、その女性のことが忘れられなかった悟は、息子のノートを見て、ある確信を持ちます。

ココに行けば会えるはず。

そして、会った女性は、本当は…みたいなお話でした。

仕事のことにしか興味がなかった悟。

でも、女性と息子のお陰で、家庭を省みることになり、妻が亡くなっても、育てあげることが出来るように。

出会いと別れ。

どうしようもないけれど、それでも母の愛と言うのは偉大だなと感じました。

地震のことや神社のことが語られますが、たまたまいた霊媒者のお陰で、悟は人生をやり直すことが出来るようになるんですね。

ファンタジー要素が強いわけではないですが、こういうファンタジーもありかな?と思いました。

最後は、悲しいラストでしたが、晴れやかなラストでもありました。

この小説なら、何度でも読み返したいなぁと思いました~。

やっぱり、読むなら、ホラー以外が良いかな。とも思いましたね。

後二冊が残ってますが、長くなりそうなので、東京に出かける時に読もうかな?と。

13日にフェリーで東京に向かおうと思っているので、その時に船の中で退屈しないように、厚めの一冊をもって行こうかと。

何日で帰ってこれるかの予定が立たないんですが、まぁ3日~5日程度で帰ってくると思います。

なにしろ、移動だけでほぼ一日を使うので。

でも、久しぶりの道外なので、ちょっと楽しみかな。

 

ちなみに、表装もすてきでしたよー。