東野圭吾さんの「危険なビーナス」を読みました。
昨日は時間が取れたので、もう1冊。
東野圭吾さんの「危険なビーナス」を読みました。
実はこちらの本、去年の12月から図書館の予約をして、ようやく順番が回ってきた一冊でもありました。
何が危険なんだろう?と、ちょっとドキドキしながら読んだら、これが面白い!
最初弟が行方不明になったと言われ、婚約者が現れて。
主人公の男性は、その婚約者と一緒に、色々家族間の謎を解いていくわけですが、惚れっぽい主人公の男性は、この婚約者に一目ぼれしてしまい…?
でも、そんな惚れたとかいう話はどうでもよくて、主人公の母親が死んだ原因がなんだったのかがメインだったように感じます。
サヴァン症候群だったかな?
イギリスの医師ジョン・ランドン・ダウン(英語: John Langdon Down)は1887年、膨大な量の書籍を一回読んだだけですべて記憶し、さらにそれをすべて逆から読み上げるという、常軌を逸した記憶力を持った男性を報告した。その天才的な能力を持つにもかかわらず、通常の学習能力は普通である彼を「idiot savant」(イディオ・サヴァン=賢い白痴【仏語】)と名付けた。
ただし、彼が自閉症の診断基準を満たしている記述は論文には存在しない。論文上には「他の学習能力は通常である」と記載があるのみである。後に"idiot"が差別的な意味を持っていることから、「サヴァン症候群」と改められた。
主人公の父親は、この症状が現れていたみたいで、ある絵がキーとなります。
最後には、真犯人もわかり、あの人と再会します。
「いいさ、たかが絵だ。」そう呟いたあの人。
ヒロインの女性は、強くて素敵な女性で。
でも、ヒロインは実は…みたいな。
実は途中で、薄々ヒロインの本当の姿が、ある程度推測できはしたんですが、それでもやっぱり最後は驚きましたね。
数学の世界で、権威と呼ばれる人であったため、絵の重要性と価値に気付き、犯罪を犯してしまったわけですが、何となく気持ちはわかるような気もしました。
人によっては、ただの絵にしか過ぎない。
でも、人によっては、それが人生を賭けられる程の重要な宝物であったり。
東野圭吾さんの小説は、やっぱり面白いですねー。
三時間ほどかかりましたが、一日で読了出来て良かったー。
図書館に返す時間が迫っていたので。
母が先に読んだので、母の読み終わるのを待ってたら、返却期限が迫っちゃったんですよね。
でも、この本を予約したのが、母のリクエストだったので、母が読めないと意味がないですしね。
それにしても、素敵な話だったなぁ。
またしばらく本を読める機会が少なくなりそうですが、やっぱり本は読むとすっきりしますね!(*´ω`*)