東野圭吾さんの「使命と魂のリミット」を読みました
さて、昨夜は、使命と魂のリミットを読み終えました。
今回は天空の蜂と違い、短かったので、およそ二時間ほどで読了。
でも、すごく面白かったです。
やっぱりミステリーは、好きですねー。(*´ω`*)
心臓外科のお話でしたが、ヒロインがまた素敵なんですよね。(*´ω`*)
男性に負けじと働く姿も素敵でしたが、周りにいる男性も素敵で、こんな病院があるんだなぁと。
もちろん、フィクションだと言うことはわかっていますが、それでも素敵な病院だなと思いました。
ただ、一番面白いと感じたのは、話を追って行くうちに、段々と謎が明らかになっていくことですね。
ミステリーなので、当たり前かも知れませんが、伏線の貼り方がまた、すごいなと思いました。
自分の父親の手術をした医師。
そして、失敗してしまった医師。
その医師が母の再婚相手。
この件だけでも、ヒロインは最初どんな気持ちだったのだろうと。
救急車が回り道をしたせいで、ある人が間に合わなかった。
その原因を、社長に求める犯人。
でも、犯人は、できるだけ犠牲を出さないようにと、色々画策して。
看護婦に近づいたのは、ある目的があったためでしたが、それでもやっぱり人間の心を捨てなかった犯人。
そして、パトカーで追ったことにより、死亡してしまった学生。
万引きをして、逃走した学生が悪いのは間違いないんですが、それでも追って死なせてしまった警察官は、色々葛藤があったと思います。
そう言えば、本屋で万引きした学生を店主が追って、学生が遮断機が下りているのに、踏切を渡ろうとして死んでしまった事件がありました。
学生がしたことは悪いのは間違いないですが、追いかけることで死なせてしまった本屋さんも辛かっただろうと思います。
でも、世間は学生が悪いのではなく、追いかけた店主が悪いと、非難したり、罵倒したと言います。
それがきっかけで、本屋さんも店じまいに追い込まれて。
学生よりも厄介だったのは、当事者以外の人間だったわけですね。
そもそも万引きと言う言葉自体が悪いです。
万引きというのは、窃盗のことなので、名前が変わっても犯罪であることに変わりはありません。
私は家が店をしているので、多少わかりますが、本を1冊盗まれただけで、10冊以上の本を売らないと、元が取れないのだと言います。
万引きと言う言葉に誤魔化されず、万引きは立派な犯罪であることを認識して欲しいですね。
さて、脱線しましたが、ラストでは、医師が犯人の思惑通りに行かないようにと、必死で手術をします。
それを助ける立場のヒロイン。
そして、ヒロインが知った本当の真実。
読み終えた後に、しばらく興奮して、夜良く寝られませんでした。(´・ω・`)
お前は、子どもか!と(笑)
でも、面白い本を読むと、夜寝られなくなるんですよねー。
母は読んでいる最中に寝るので、そちらは羨ましいです。w
さて、今日は借りてきた最後の本を、また就寝前に読もうと思っています。
やっぱり、読書は素晴らしいですね!(*´ω`*)