藤堂 志津子さんの「男の始末」を読みました。
「男の始末」の意外なラストとタイトルの意味とは?
今日は鍋物にしたので、夕食の支度がすぐに終わり、時間もあいたので、久しぶりに読書の時間が持てました。
夜は作業があるので、いつもなかなか読書の機会がなかったんですが、読書はやっぱり楽しいものですね。
全部で1時間半くらいで読み終えることが出来るくらい、読みやすくて、長さを感じない作品でした~。
男運がないと思っていたヒロインの過去の結婚話と、息子や娘の結婚運のなさがヒロインの確執ともなり、後ろめたい過去の現れ。
母の桐さんも、女手一つで娘や孫を育て上げた、女偉丈夫という感じ。
そんな中、ヒロインがある男と同居をすることに、最初はまじめな相手だと思っていたのが、あることがきっかけで、男の本性を知ります。
男は、おばあさんの遺産目当てに近づき、ヒロインには、女関係で隠し事をしており、でも、ヒロインとはお金なしには別れてくれなくて。
娘は、三度父親を変え、三度子供を産みますが、ある男性とまた結婚の話が出てきて、息子も二度ほど女関係で失敗しますが、最後には不思議な魅力がある女性と結婚して、子供を産もうかと言う話に。
ヒロインは、主婦として暮らしていましたが、ある時同級生のことを思い出し、地元に引っ越してきたことを知り、陰ながら応援しようとします。
というのは、その同級生は、脳に障害を持っており、兄はその弟を介護するために、家も地位も家族も失い、それを助けるために、ヒロインがホームヘルパーまがいのことをして、でも、それを認めてくれた同級生。
そんなヒロインは、人生で初めて充足感を得ます。
ただ、一つの問題は、同居していた男性のこと。
これを何とかしたいと思い、母の桐さんに相談すると、母は私に任せてくれ。と言ってくれます。
そこで初めて、ヒロインは母が犯した罪と、自分を救ってくれるただ一つの方法を耳にします。
最後まで読んで、ようやくタイトルの意味がわかりましたね。
最初は、どこにでもあるありふれたストーリーかと思いきや、ただの色恋沙汰で終わらなかったのが面白かったですね。
私の好きなミステリーのジャンルに良く似ている気がします。
でも、結局電話の主がわからなかったかな?
母が図書館で本を借りてきているみたいで、私も以前は図書館に良く通っていたんですが、最近はとんと御無沙汰していて、母が借りてきた本を読ませてもらってます。
今回はタイトルが面白そうだったので読みましたが、最後まで読んで、やっとすっきりしました。
ご飯の後、お風呂に入ってから、残りを読んだのは、途中まで読んで、続きが気になって仕方なくなったんですよね。
本って、続きを読まないでは、寝られないんですよ。(笑)
だからでしょうか?
本を読むと、眼が冴えるのは…。(; ・`д・´)
今夜は時間がたっぷりあるので、作業に没頭します。
でも読んでみて良かったなぁ。
ラストが、すごく感動的でした。
母は強し!という奴ですね。
もっとも、そんなに褒められるようなことはしていないというか、どちらかと言うと、犯罪者ではありますが…。
久しぶりの読書体験は、良かったですねー。
今やってる作業が終わったら、また図書館でも行ってみようかな?(*´ω`*)
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