東野圭吾さんの「聖女の救済」を読みました。
一昨日の夜、聖女の救済を読み終えました。
基本的に、草薙刑事シリーズと言っても良いと思います。
子供が産めないからと、さよなら宣言をされた女性達と、身勝手な?男性のお話です。
男性の過去を知ると、仕方ない部分もあるかもしれませんが、肉体関係を持っておきながら、子供が産めないからと、捨てて行く男性。
これを良しとできるかどうかは、難しい所です。
このお話では、草薙刑事に春が…。
普段の草薙刑事とは違うと、同僚の女性刑事が心配して、ガリレオさんに相談をします。
トリックは、単純に見えて、ガリレオさんでも「あり得ない」とつぶやきます。
そして、「完全犯罪だ。」とも。
でも、そのトリックは、ある所に盲点がありました。
それは、容疑者に少なからず心を寄せた草薙さんの、ある行為が焦点になります。
もっと言えば、如雨露を買ってきて、ベランダの花に水をあげていた、草薙さんの行為ですね。
これがなければ、本当に完全犯罪で終わる話だったと思います。
加害者は、殺人犯ではありますが、本当の加害者は誰だったんだろう?と、ラストを迎えても何だかもやもや感が残りましたね。
話自体は面白かったんですが、色々な女性がターゲットになっていて、その中には自殺した人も。
私は恋愛には疎いので、その間に感じる様々な感情などは、余り想像もつきませんが、きっと死ぬほど苦しかったんでしょうね。
久々のガリレオシリーズでしたが、長さは感じませんでした。
これで、全部の借りた本を読み終えたので、今日返しに行こうかと思っていたんですが、今日は静岡から弟が帰ってくるので、迎えに行かないといけないので、明日返しに行きます。
今度は、どんな本を借りて来ようかな?(*´ω`*)