七尾 与史さんの「沈没ホテルとカオスすぎる仲間たち」を読みました。
昨夜は、七尾与史さんの「沈没ホテルとカオスすぎる仲間たち」を読みました。
タイトルに惹かれて、借りてきたんですが、中身はライトノベルみたいで、読みやすかった反面、何だか物足りなさを感じた作品でした。
ちなみに、沈没というのは「堕落したバックパッカー」みたいな意味のスラングで。
カオスすぎるというのは、「めちゃくちゃ」みたいな意味のネットのスラングらしいです。
私は読み終えてから、この意味を知ったので、なるほどなぁと思いましたが、もしタイトルの意味が最初からわかっていたら、中身を推測できる方もいらっしゃるかもです。
タイのホテルに在住している日本人達の生活のお話になりますが、まず、ある殺人事件が起きてしまい、犯人がわからないという事態に。
日本だと問題になりますが、タイだったせいか、外国人の死には余り警察も動いてくれないということで、話だけが広まり、犯人は見つからず。
バックパッカー御用達のホテル「ミカド」に住んでいる日本人は、主人公の「一橋さん」を筆頭に、面倒見が良くて元記者の「ロクさん」、愛玩動物を食べるのが好きな通称「チワワさん」、麻薬中毒の「斎藤さん」、アングラに精通したPCオタクの「マイコンさん」、ゴルゴ13を意識したのか強面の「ゴルゴさん」そして、紅一点。とは言っても、ミカドには済んでいない「春奈さん」
タイでは、街頭で配られているティッシュに、顔写真入りで、殺人犯の顔が描かれているんですが、今回はこのティッシュが、重要な役割を持ってきます。
そのうちに、「小林さん」という新メンバーも加わり、賑やかな感じになったミカドホテルの生活ですが…。
ある時に、マイコンさんが「Before After」という医学的に整形が出来るというソフトを手に入れて、皆に披露したことから、事件は始まります。
このソフトのすごい所は、写した顔写真から、医学的に整形するとどうなるのかを検討出来る所で、もっとすごい所は、整形した顔写真を元に戻すとどうなるのかがわかる所。
でも、そんな時、マイコンさんが、突然殺されてしまい。
ただ一つ残っていたパソコンから、フィガロという人物とコンタクトを取ろうとした所、犯人に先回りされて、フィガロさんは、ダイイングメッセージを残して無くなってしまいます。
でも、一橋さんは、そのメッセージとソフトの共通性を見つけ、自分で顔写真を使って、犯人を割り出そうと試みて、出来上がった顔は、何と!あの人だった…!
最後は、窮地を脱して、日本に帰ってくる一橋さん。
ラストは爽やかで、結果的にオーライ!みたいな感じで終わります。
飲んだ指輪が…のラストは、ちょっとあれでしたが、コメディタッチで終わるのが良かったですね。
今夜は、下町ロケットを読むつもりです。
さて、今日も頑張ろう!(*´ω`*)